鳩は、幸せや平和を象徴する鳥で有名ですよね。なぜ鳩が平和の象徴とされているのかは、旧約聖書『創世記』に登場するノアの箱舟の物語に出てくる 鳩が由来しています。 日本でも、全国にある八幡宮では「神様の使い」として鳩を大切にされてきたという言い伝えがあり、扁額の「八」の文字が鳩になっていたり、社殿や石灯籠などにも鳩が彫刻されているところもあります。それだけ、古くから鳩は人間にもっとも身近な鳥として生活していたことがよくわかりますね。そんな、幸福をもたらし平和を象徴する鳩ですが、近年では日本だけでなく世界中で鳥公害として問題視されています。最近は少なくなってきていますが、まだまだ鳩にエサを与える光景も・・・日本からも遠いイタリア、ヴェネツィアサンマルコ広場では鳩にエサを与えることは違法行為にあたり罰金が課せられます。それもそのはず、イタリアは海外からの観光客がとても多く世界で第5位。年間約5千万人の観光客が訪れます。サンマルコ広場に訪れる観光客がみんな鳩にエサを与えていたら・・・それは大変なことになるのは想像ができますよね。一番の理由は、建物や像などが大理石でできているため、餌をついばんだ時のくちばしが傷を付け、修復するための費用が市民からの負担になっているからなんです。罰金もハト対策の一環という訳なんですね。そういった鳩対策の他、人に与える健康被害などをご紹介します。
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